強制送還

入国管理局は、不法入国したフィリピン人、カルデロン・アランさんの一家に対し、強制退去を命じている。
中学一年生の娘・のり子さんを連れて退去、残して退去、いずれかの選択肢がある。
一家は3人で日本に残りたいと切望しているが、現実は厳しい。

しかし、同情の余地はある。いや、同情せずにはいられない。
そもそもアランさんは15年間も日本に在住しているのだ。その間入管は何をしていたのかと思う。こういう悲劇を生む前に、適切な措置がとれなかったのだろうか。
15年――。
殺人をしても15年で時効成立である。(現在は、法改正があったので25年だが)

いたずらに歳月が過ぎ、アランさん夫妻には子が出来た。
時効のことを考えると、家族幸せに日本で暮らしてもらいたい。

しかし、彼らに特例として許可を与えるとなると、他の不法入国者の取り締まりに影響を及ぼす。最悪野放しになる恐れもある。
そもそも違法を犯して入国したことが悪いのではあるが、生まれた子供に罪はない。

のり子さんは、「日本をどう思いますか?」という記者団の質問に、
「日本はわたしの祖国です」
と答えた。

いずれ、両親は強制退去になるが、それがたとえ一年であろうと、親子が引き離されることに変わりはない。
のり子さんの心情を思うと、胸が痛くなる。素直に育ってほしい。

今朝はいつものように猛烈に早起き、巻き巻きのゲラが届いているので、必死こいてまくりこく。
ミーチャ「トーチャン頑張ってー」
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PS:文芸評論家の細谷正充さんが編纂した新刊が届いた。
PHP文庫です。戦国絵巻を堪能できそう。読むのが楽しみ。
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by kingminoru | 2009-03-10 07:03 | 小説家(小説)