中部銀次郎

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◆問題小説12月号発売です。
 連載「圓朝語り」5回目が掲載されています。
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◆今朝は2時半に自動的に目が覚めて、そのまま録画していたゴルフを見ていた。
 いまは午前4時半。
 今日はそんなに寒くないようだ。

 さて、話は変わって、中部銀次郎を知っている人はいかほどいるだろうか?
 ゴルファーなら、おそらく知らない人はいない、あるいは名前ぐらいは聞いたことがあると思う。
 プロより強いアマチュアゴルファーだった。
 日本アマ選手権でに6回優勝している。
 プロゴルファーも憧れた人だった。
 大洋漁業副社長、太平洋クラブ会長だった人である。

 先日、友達が遊びに来た折、その話が出た。
「へえ、ゴルフはじめてたんだ」
 と、驚く彼が、
「銀太、覚えている?」
 と聞く。
「誰それ?」
「中部銀次郎だよ。原宿のほら、二坪半(店の名前)のすぐ近くの店で、よく飲んだじゃん」
「嘘……」
 ぼくはまったく覚えていない。
 もっともその店に行くときは、いつもへべのレケ状態であったからであろうが、そこで中部銀次郎に会っていたとはまったく知らなかった。気づいていなかった。
 もっとも、ぼくは当時ゴルフなどには興味がなく、おそらく相手のことをただの酔っぱらいのオヤジだと思っていたぐらいだろう。
 ところが、彼はよく覚えていた。
「みんなで、銀太、銀太といっていたんだよ。いつも銀座から酔っぱらってやってくるから、そんなあだ名になったんじゃないかな」
 その銀太こと中部銀次郎と、同じ席で飲んでいたのだ。
 もし、いまだったら尊敬の眼差しで接し、教えを請うていただろう。

 しかし、中部銀次郎は2001年に59歳で亡くなっている。
 ぼくが会っていたのは、それより15年ほど前だから、中部銀次郎はバリバリのゴルファーだったわけだ。
 
 あのとき、爪の垢でももらっておけばよかった。
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by kingminoru | 2010-11-21 04:45 | ゴルフ