山の偉大さ

◆とりあえず、午前2時起き。
 昨日は、36枚書いた。だんだん乗ってきた。
 NHKの深夜放送で、日本の名峰を映像と音楽だけつづっている番組がある。
 ただ、大自然の山が画面に流れるだけだ。
 しかし、あきない。
 その景観美や四季の移ろいによって、様々に変化する山は雄大で美しい、という言葉ではおそらくいい表せない。
 確かに山は美しい。しかし、山自身は過酷な自然環境のなかで形成されている。
 風、太陽、雨、雪。そのほかの気象現象もあるだろうが、山は雪が降ればそれをかぶり、雨が降れば山肌を削られ流される。風は堆積したものを飛ばし、また違うところから別の土や砂が運ばれてくる。
 カンカンとした日照りのときには、汗をかくこともなくただじっと山肌を焼かれ、乾かされる。
 それにもかかわらず、緑の木々や草花を育て、水をたたえる池や湖を作る。
 生き物はその恩恵にあずかって生命を育み、あくまでも自然の成り行きに逆らわず素直に生きる。
 しかし、人間は違う。
 木を切り、森を荒らし、生き物を狩る。標高3000メートルという山に登るために、道を切り開き、頂上に人工の建造物を建てる。その償いに神を祀り、山の加護に畏敬の念を示す。
 それぐらいのことなら、山の神も許してくれるのだろう。
 しかし、そんな山を冒涜する登山者がいる。興味半分なのか、遊び半分なのかわからないが、ルールを守らず、山に登ってゴミを捨て去る。入ってはならない領域に平気で踏み込み、事故を起こし、人に迷惑をかける。
 山をあがめる心が少しでもあるのなら、最低限のマナーは守るべきだろう。
 山は遠くから見ても、またそこに登ってみても、陳腐な言葉では比喩できないほど、雄大ですばらしく美しい。
 そんなことを思うわたしは、しばらく山登りをやっていない。
 いやいや、しばらくどころではない。もうずっと遠ざかっている。
 そんなに高い山でなくてもいいから登りたいと思う。
 
◆本日は、3ヶ月前から予定を入れてあった所用で出かけるので、仕事が中断。




  











  
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by kingminoru | 2010-12-20 04:32 | 小説家(小説)