欲求不満
◆昨夜は遅くまで眠れなくて起きていたのに、やはり3時ごろに目が覚める。
睡眠不足なので、二度寝しようとするが、できない。コーヒーを淹れて読書する。
山本周五郎の短編集を開いた。
めずらしい作品があった。時代小説ではない、現代小説があったのだ。
それも、怪奇小説(ホラー)である。
ほう、周五郎さんもこんな作品を書いていたのかと、小さな驚き。
とにもかくにも、ここしばらくは引きこもり状態で、ほとんど家を出ていない。
仕事をするかテレビを見るか、読書である。
テレビは基本的につまらない。見るのはスポーツやニュース関連の番組や自然や動物ものだ。
ドラマもおおむねつまらない。見ていてつぎはどういう展開になるか、だいたい想像できるし、役者がどんな科白をつぎにしゃべるのか、それも遠からずあたってしまう。
だから、つまらなくなる。
しかし、昨夜「神様の女房」というのをNHKでやっていた。暇つぶしに、なんの気なしに、無意識のうちに見ていたら、「これは面白いドラマだな」と久しぶりに思った。
全3回だから、あと2回も見ることにする。
それにしても欲求不満気味である。
いかんせん、酒を飲んでいない。もう8日は飲んでいない。
肝臓は爆発的に元気。だからといって、飲みたいとは思わない。
もっと欲求不満なのはゴルフができないことだ。
練習さえやっていない。
クラブさえ……いや、これは手許で弄んだりはしているが、ただそれだけのことだ。
思い切り、ドライバーを振りまわし、アイアンを打ちたい、小技を磨くためにアプローチの練習もしたい。
レッスン場の「虎の穴」にも行きたい。
そういえば、月謝を払わなければならないのだ。あの先生も、心配してるかもしれない。
もう来ないのかもしれないと思っているかもしれない。
いや、先生、行きますよ。
ちょっと待っててください。
おお、そういえば火曜日はコンペなのだが、大丈夫かなと、いまから不安がいっぱい。
休むわけにはいかないし、キャンセルするわけにもいかない。
なにせ、わたしが主宰しているコンペだから。
参加者は日頃お世話になっている編集者がほとんどであるし……。
とにかく、今日明日で何とか……。
なんとか……なんとか……ああ、それしかいえぬ我が身がつらい。
さ、すっかり目が覚めたので、仕事にかかりましょう。
コーヒーでも淹れて。
ただいま午前5時20分でした。
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by kingminoru | 2011-10-02 05:27 | 小説家(小説)