自殺するときは人の迷惑を考えるべし

■自殺したいと思ったことがある。指を詰めようとしたことがある。
 マジで……。
 でも、そんなことしなくてよかったと、あとになってつくづく思った。指を詰めるのはともかく、誰にでも死にたいと思うことは人生に一度や二度あるような気はするが、みんな思うだけで終わるのだろうな。それでよいのだけれど。
 でも、真剣に死ぬということを考えると、意外や恐れることでないのかもしれない。かといって責任逃れという、逃避から死ぬのはやめてもらいたい。死ぬなら他人の迷惑にならないようにひっそり死んでもらいたいもんだ。
 おい、線路に飛び込んで、電車を止めるんじゃネエよ!
 先日そういうことがあったので、突然思い出したのであった。

■最近読んだ本。
『荊の城』サラ・ウォーターズ(創元推理文庫)──もっと早く読むべきだったと悔やむほど、できのいい小説で、久し振りにいい本に出合ったと思った。「このミス」でも高得点をとっていたが、これはまったく納得のいく小説だ。二人の女性主人公の心の揺らめき描写が見事だし、プロットもいい。もう少し先を読みたいという、妙な余韻まで残してくれた。
『熱情』辻和子(講談社)──田中角栄と著者のノンフィクション。資料として芸者組織のことがよく理解できたのはよかった。それにしても角栄さん、オールドパーを一本空けていたんですか。まあ、毎晩ではなかろうが、かなりの酒豪だったのはわかると、変なところに感心した。他にも読んだ本はあるが、原則的に国内物の書評はここではなし。

■なんという牛歩。ノロノロとしか進まない。「花火」執筆開始からすでに3日がたっているというのに、まだ20枚に足りない。すごい遅いペース。もっとも、2月刊の再校の直しやら、4月刊の直しでちょこまか時間をとられているせいもあるのだが進んでいない。まずいなあ、予定は一ヵ月遅れだ。
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by kingminoru | 2005-01-24 13:23 | 小説家(小説)