ちょっとだけ暴露
■彼らが食堂から出て行くと、順平は思いきって追いかけた。ポケットに両手を突っ込んで悠然と歩く裕次郎。隣に肩を並べる赤木は少し背は低いが、その広い肩幅が堂々としていてスターの貫禄十分だ。
「赤木」
声をかけると赤木と裕次郎が同時に振り返った。
「よお、順平」
赤木はいつものように声をかけてきた。裕次郎もまぶしそうに目を細め、
「先に行ってるぞ」
気遣ってくれたのか、裕次郎は片手をひょいとあげスタジオに歩いていった。
(以上、裏帯から。本文からの抜粋でもありますが・・・)
■今日あたりから書店に並んでいるはずです。
しつこく、宣伝でした。スンマセンです。
by kingminoru | 2005-04-19 15:27 | 小説家(小説)