街角の少女

■その子は街角に立っている。いつも笑っている。
 歳はわからないが、若いのはたしかだ。そして歳を取らない。
 しかも年がら年中同じ恰好をしている。
 風と大雨を伴う嵐の日だって、凍えるように寒い晩にも、熱中症でばたばた人が倒れる炎暑の日でも、街角の同じ場所に立ちつづけて笑っている。
 
 大きな目をしている。上唇を舌先でぺろりと舐めてもいる。不思議な子だ。
 どうしてそんな子になったのか?
 ぼくはその子の名前を知っている。かなり有名でもあるし、ぼくの街だけでなく、他の街に行ってもその子は似たようなところに立っていたりする。
   その子は、こんな子。
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by kingminoru | 2005-07-12 06:50 | 小説家(小説)