京極堂もやってきた

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◇日本冒険作家クラブが主催する「赤ペン大賞」のパーティに出席してきた。この賞は日ごろお世話になっている編集者に、作家の側から賞をあげるというもので、非常に希有な行事。
 今年は早川書房や二見書房などの翻訳編集を手がけてきたフリーの編集者と、講談社「群像」の編集長・唐木厚氏だった。
 唐木氏は以前世話になった担当者で、優秀な編集者だ。来年はぼくも講談社で仕事をするが、純文系の群像には縁がないだろうな。それはともかく唐木氏に最初に渡した原稿は没になり突き返された。その後第2作を書いて受け入れてもらい、つづいて「野良犬」を発表した。当時、彼は京極夏彦氏を売り出し中で、ご存知のように京極氏はめきめき頭角を現し、ついには直木賞作家となった。昨夜も京極氏がお祝いに駆けつけてきてくれた。
 パーティはアットホームな雰囲気で進み、ぼくは初めてビンゴがあたった。隣にいた文芸評論家の細谷氏にも、これが当たりますよと数あるなかのカードを薦めたら、本当に当たった! いやはやラッキー。
 出席者は編集者、イラストデザイナー、文芸評論家、そして作家などである。この手のパーティにしてはめずらしく女流作家は美女揃いであった。そういえば、水島裕子女史にも10年ぶりぐらいに再会したな。
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                 (*ビンゴで当ったラジコン。組み立て直後)
◇その後、数年ぶりに渋谷の「カフェド・モミユ」にゆく。
 演出家の日高仁氏が店を仕切っており、客は元日劇の女優さんらが顔を揃えていた。福井圭子さんがピアノを弾けば、日高さんがマンドリンを演奏した。
 ヘッドハンティングされ、給料3割アップしたという佐藤君とも久し振りに再会。そうだ、歌舞伎の女形・中村紫若さんにも久し振りに会ったのだった。
 ともかくよい夜だった。

【ワンニャン物語】第11話
 出合い──5
 リキとナガは順調に成長した。二匹は仲がよく、一緒に日向ぼっこをしながら昼寝することもあった。だが、ナガの食事中にリキが近づくと、例の猫の「フーッ」という威嚇で寄せつけない。
 しかし、リキの食事中にナガがちょっかいを出しても、リキは何もいわずに食事を譲ることもあった。それから近所の腕白犬にナガが追いかけられると、リキがすっ飛んでゆき助けるのである。こういったことはしばしば見られた。
 田舎でもあるし、当時は犬を放し飼いにしてもそううるさくなかったから、そんなアクシデントが起きたのである。
 ともかく猫が気ままであるようにナガもその例に漏れなかったが、ぼくたちが俯せに寝ると、その背中に乗って足を動かしてマッサージをしてくれる。ナガに限らず、そういった猫は多いようだが、一度はじめたら追い払うまでやめなかったので、母や父はそんなナガの習性をいたく重宝していたようだ。
 しかし、そんなナガに大変なことが起きた。
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by kingminoru | 2005-11-09 11:42 | 小説家(小説)