明け方に起きる

そうじゃないか。
まだ真夜中だ。
・・・・・・・・・・・・早すぎる。けど、目が覚めたので仕事だ。

コーヒーを淹れて書斎に入る。
そのとき、ギーッとドアが軋んだ。
部屋のなかは闇だった。

湯気の立つコーヒーカップを片手に持ったわたしは、部屋のなかに一歩足を踏み入れた。
突然、机の上のパソコンが起動した。
それものすごく速く。
しかしもディスプレイは、狂ったような光彩を放ち、高速の帯が縦横無尽に乱舞している。

唖然となったわたしは、もう一歩足を踏み出した。

「わあー」
床がなかった。
そのままわたしは暗黒の深淵に呑み込まれていった。
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by kingminoru | 2006-12-05 04:25 | 小説家(小説)