品のある婆さん連中
■アニーが用を足しているとき、がやがやとにぎやかな話し声が近づいてきた。わたしがアニーの汚物を拾っているとき、その集団がそばを通り過ぎる。
オバサンというより、お婆さん軍団。5名。
がやがやしゃべりながら公園の坂を上っていく。わたしとアニーはそのあとを追うように散歩する。公園の頂上付近に来たとき、ひとりの婆さんが、柵に足をかけ、片手に剪定鋏を持って一本の木の枝を切っていた。
花の咲く木だというのは知っていたが、それが何という木なのか不明だった。何の木ですかと聞いた。
「マンサクの花よ」とひとりが教えてくれた。
ついでにどんな花で、どんな色なのかも丁寧に教えてくださる。わたしは何に使うのだと聞いた。茶花にするといわれる。風流だな。お婆さんたちをよくよく見ると、なかなか品のある方ばかり。朝早くから茶花の材料を求めにやってきたのだ。
お婆さんたちは、さらに公園の奥に向かっていった。
←マンサク
■重宝していた一眼レフがあるが、やはりもう時代遅れだと感じる。現像焼き回しの時代は終わったな。永年世話になったカメラを保管し、今日はデジカメの一眼を買おうかと思う。アニーやミーチャの躍動感溢れる写真もそれで撮れる。
仕事に区切りをつけたらカメラ屋に行ってみよう。気に入るカメラがあればいいが……。
仕事は山場を向かえている。もう一息。
■本日の標語――
「常に自分に対して不満を持て、他人の意見を聞け」
人の意見を聞くのは大事だと思うけど、不満を持てか……ちょっと考えるな。
by kingminoru | 2008-03-02 08:30 | こだわり