カテゴリ:小説家(小説)( 1229 )

ペンと手帳

b0054391_15443896.jpg■午前中、資料読み。kkベストから契約書が送ってきたので、捺印して返送。
 昼食をニュータンタンでとり、洗車。いかんせん、汚れている。天気がよいのでワックスがけで汗を流す。その後資料あたり、ストーリーの組み立ての再考。

■昨日シャープペンシルを買った。あらかじめ入っていた芯は使わず、2Bに替える。いつも使う鉛筆は2Bか3Bと決めている。滑らかに書けるし、ぼくは筆圧が強いからその方がよいのだ。
 パソコンで執筆しないときにはメモにいろんなことを書いてゆく。万年筆はモンブランの太字。手帳にはボールペンで書く。それにしても使わなくなったのがシステム手帳だ。一時流行していたのに、今は携行する人が少ない。ぼくのシステム手帳も机の端っこに置いてあるだけだ。fILOFAXで使えば使うほど味が出てくるんだけどなあ。来年からは使うかな。
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by kingminoru | 2004-12-01 15:42 | 小説家(小説)

新人賞について少し

■原稿のチェックをしていたら、またもや画面が真っ黒に。
 こんなときはドキッとする。冷や汗だ。そろそろパソコンの寿命が来たか?
 もう3年は使っているからな。強引に電源を切って、ブーストしたら、あれー、今度はワープロ入力がうまくできない。これもヒヤヒヤだ。
 あれこれ迷う前に、セットアップをし直したら元に戻った。胸を撫で下ろす。
 ようやく原稿を完成させた。もう今日は仕事はやめ。忘年会だし。

■それにしても某サイトを覗いていたら、何とまあ小説家になりたいという人の多いことか。そんなに小説家になりたいのか? まあ、おれも昔はそうではあったが、そんなに簡単になれるもんじゃないんだよねえ。
 ある作家志望者が、ある高名な作家の作品を読んで、こんなことをいっていた。
「わたしはあのレベルの作品は書いているのですが、きっと選考で落とされるのは、下読みをする人や選考をする人の目がないからだと思う。賞は運もありますよね」
 この作家志望者は、某新人賞に何度か応募して落とされつづけているらしい。
 だから、悔し紛れにそんなことを書いたのだろうと思うが、大間違いだ!
 プロの作家は自分が人と同等のレベルなどということは考えない。そんなものは比べようがないから書けないし、公言もできない。作品は一作一作違うし、作家は個々に個々の持ち味と独創性を持って書いている。
 実際プロになって、同業者の作品を味わうように読むと、それは自分には書けないものをみんな書いているし、表現しているのである。名前だけでとか、勢いで作品を発表できるということもなきにしもあらずだが、これから作家の登竜門をくぐろうとしている人が、自分が選考で落とされたことを、選考委員のせいにしてはまだまだ修行が足りない。
 愚痴をいう前に、いかに選考委員の目を釘付けにできるかということを考えたほうがよいだろう。愚痴をいう前にやることはいっぱいあるはずだ。
 時間がないという人もいるが、それを愚痴にして公募するならやめたほうがいい。おそらく時間がないという人は、ずっと時間を作れずに一作も完成させることができないだろう。時間がないから、書けないではなく、時間を作るのですよ。
 ああ、説教じみたことを書いちまった。ゴメンゴメン、ワーカーホリックのオヤジだから許してくれ。
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by kingminoru | 2004-11-28 15:10 | 小説家(小説)

神よ仏よキリストよ

■午前2時に目が覚める。ここ数日は、追い込みで平均睡眠時間4時間から4時間半。
 今朝は2時に起きて、8枚書き。少し睡魔が来たので、6時半まで寝て熱いシャワーを浴び、軽く飯を食ってずうっと書きまくり。
 お陰様でエンドマークをつけることができた。
 一本終わったぞ!
 といってもまだチェック作業を残しているし、途中でストップしているトニーに、すぐさま取りかからなければならないぞ! 頑張るぞ!

■そして今日は他力本願の日。
 ああ、神様仏様お地蔵様、イエスキリスト様、その他諸々の八百万の神様。わたしに光を与えてください。
 わたしの作品がドカッと100万部ぐらい売れるようにしてください。高望みでしょうか? だったら50万部でもいいです。ほんとうに売れたら、一升瓶一本なんてケチなこといわずに、1ダースばかり用意します。酒がいやならワインでも焼酎でも、ウイスキーでも奉納します。
 え、50万部も高望みですか……?
 それじゃ40万部、いや30万部、こうなったら20万部でもいいです。お願いです、神様仏様お地蔵様イエスキリスト様、その他諸々の神様どうかわたしの作品が、せめて20万部ばかり売れるように力を貸してください。
 100万部から80万部も引いたのです。それならできるのではないでしょうか。
 本が売れれば出版社が喜びます、書店が喜びます、わたしも喜びます、読者も面白かったと喜びます。そうやってみんなが幸せになるのです。
 どうかどうかどうかどうかどうかお願いします!
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by kingminoru | 2004-11-26 16:11 | 小説家(小説)

法螺(ホラ)と嘘

■11月2日に、法螺吹き画伯のことを書いたが、今日もそれを。
 その画伯とは、最近気に入っている大倉山のおでんや『隆』で再会した。
 面白い人なので、ぼくは隣の席に呼んであれこれ話をすることに──。
 が、ちっとも楽しくなくなった。そのオヤジ(もう画伯とは呼ばない)は、すでにお里が知れているのに、勝手に恥の上塗りをしてゆく。つまり法螺がばれそうなので、さらに法螺をつくのだ。
突っ込みを入れると、言葉を濁して、それはその前に一度、たまたまとか、そんなこともあっただけとか、もうあんまり説得力のある言葉にならず、しどろもどろ。だんだんけったくそ悪くなった。
 まあぼくは法螺というのは、好きである。出鱈目だとわかっている愛嬌のある嘘が法螺だと思う。嘘とはちょっと意味あいが違う。広辞苑にも、法螺とは大言を吐くこと、虚言などとある。
 だけど、あくまでも法螺話を押し通そうとすると、それは嘘になるのであるよオッサンといいたい。
 例えばオッサンが、「ああ、ありゃあ法螺法螺」とか「いやあ、信じてたの。そんなの嘘だよ」とか、けろっといってのけてくれた方が、こっちもな~んだやっぱそうだったのかと許せるのだが、こっちはもう嘘だと見抜いているのに、いいわけめいた言葉を重ねるから、もう面白くないのだ。
 だからぼくは怒って退席した。もう会っても口も利かないだろう。
 が、そのオッサンが他人に被害や損害を与えたというのではない。あくまでも見栄を張りたいオッサンなのだ。新聞店員だというのもわかっているしね。
 だから、そんなに悪い人ではないだろうし、質の詐欺師でもないと思う。
 
■しかし、質の悪いのがいる。
 他人に期待を持たせて、その気にさせて、金を巻き上げたり、足元をすくったりするやつだ。そういうやつはじつに言葉巧みである。ときに相手を誉めそやかし、自分のことを大きく見せるために、自分にはこういうバックがある、こういう大物と知り合いだ、あの有名人とは顔見知りなんだよと、平気で嘘をつく。
 実際は名刺を交換した程度、あるいはすれ違っただけ、あるいはパーティで人を介して立ち話を数秒しただけで、友達以上になってしまう。さらにテクニックが上達すると、そんな有名人と写真を撮ったりして証拠作りをするという念の入れようだ。
 みなさん、この手の人間には気をつけたがようございますよ。
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by kingminoru | 2004-11-25 15:42 | 小説家(小説)

マンネリと散歩と犬

■『玄堂⑤』午前中に原稿チェックを終え一段落。あと一章を残している。予定より遅れている。計画通りにはいかないものだ。
 シリーズが長くなると、どうしてもマンネリ化してくる傾向がある。それを避けるために四苦八苦するが、ある人にいわせると「偉大なマンネリ」なら許せるらしい。要するに読者におぼろげながら先がわかるということである。だから読者は安心して読めるということらしい。
 それがよいのかどうか、ぼくにはわからない。だからマンネリを避けようと苦しむ。
 今日は、急がなければならないプロットを仕上げるつもりだ。こっちは来年の仕事になるが、もう一度担当編集者と打ち合わせをして、ゴーしたい。取材もそれからということになる。
 さらに、今年中に仕上げると約束した作品はとても間に合いそうにない。これは来年に持ち越しだ。でも3月刊と決まっているので、悠長に構えてはいられない。

■下肢がだるいと昨日書いたが、原因を探ってみたというか、考えてみた。
 やはり運動不足だと思いあたる。それに、わたしはコレステロールが少々高い。とくにLDLという悪玉が高いようだ。これは放っておけないので速やかに下げる必要があるが、簡単にはいかない。
 そこで昨日、軽いジョグを交えたウォーキングを再開した。下肢のだるさが取れた。やはり運動不足による血行不良だったようだ。
 今朝も同じようにウォーキングしたが、途中で大をもよおし、我慢できずにセブンイレブンに飛び込んでトイレを借りる。これから用をすましてから運動に出なければと、狭いトイレにしゃがんで思う(←こんなこと書くな)。
 帰りにまた別のことを考える。
 犬を飼おうか……。そうすれば必ず散歩に出なければならないからな。誰か里親を捜している人がいないかな。中型犬がいいな。

■16:00ようやくプロットを完成。早速担当さんに連絡したら、電話がつながらない。こんな時間に編集部に誰もいないわけがないと、しつこく鳴らしてもまったく無反応。なぜだと、スケジュールを確認しながら手帳をめくっていると、なんと今日は祭日だった。
 おれは間抜けだ!
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by kingminoru | 2004-11-23 10:57 | 小説家(小説)

迷惑なアホメール

■天気が無茶苦茶にいい。仕事に行き詰まったついでに少し散歩。戻ってきてがむしゃらに執筆。もうゴールは見えているのだが、そのゴールが遠い。
 仕事が重なっているので暇が取れない。どこかに遊びに行きたいが、それもままならない。仕方なく引きこもり。

■それにしても仕事で疲れたときに、こんなメールが来ると暴れたくなる。
<<真剣なお願いがあります。貴方の精子をください!子供が出来なくて困ってます。
絶対迷惑はかけませんので中出ししてください。一回10万円で、
妊娠できたら50万円お礼として払います。詳しくはすぐに連絡先を教えます。
出来れば本日中に返事をください。
いちよプロフィールも載せておきますね。
26歳、160cm-46kg、スリーサイズ《86・60・86》写メ有ります。
引き受けて頂けるならここに登録してもらえますか?>>
 最近、やたらとこんなメールが多い。毎日のように来る。速攻でゴミ箱行きだが、いったいこいつらは何を考えているのだと思う。こういうのに引っかかって損をする馬鹿がいるから、このアホンダラどもはこういう迷惑なことをやめないのだ。
 まあ害が少ないから野放し状態になっているのだろうが、わたしには迷惑千万なのだ。取り締まる方法はないのだろうか?

■体調は必ずしも芳しいといえない。
 運動不足なのだろうか? 下肢がずうっとだるい。血行が悪くなっているのだろうか?病院に行ってこうようかな? 
 そうだ、インフルエンザの注射をしなければならなかった。そのときにでも、先生に訊ねてみようかな……。
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by kingminoru | 2004-11-22 15:15 | 小説家(小説)

新刊お知らせと、正しい本の買い方

■朝から執筆。原稿整理など。
 新刊が出ます。都心の大書店にはもう出ているかもしれません。
『天誅! 外道狩り──闇刺客御用始末──』
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 新シリーズです。版元は初めてお付き合いいただくKKベストセラーズ。時代小説は新開拓のようです。書店には棚が用意してないと思いますので、隅のほうにそっと積んであるはずです。
 ともかく痛快で、ホロッとして、くすっと笑える時代物です。
まずは手にとってください。できれば、レジに行ってみてください。「これを」といえば書店員が、丁寧に包装してくれます。そうしていただければ稲葉はハッピーです。
詳細は「夢宙堂」HPの近著紹介にあります。

■さて、予告通りわたしの正しい本の買い方。
①探すのは面倒だから書店のレジに行って、稲葉稔の○○はありませんかというのが一番手っ取り早いです。
②出版社にはそれぞれの配本ルートがあり、営業の方針でチェーン展開している書店にない場合もありますが、紀伊国屋系列には間違いなくあります。
③沿線の小さな書店には置いてない場合があります。これはまちまちです。
④交通費を使いたくなければ、Amazonとかbk1はとても便利です。一度登録すれば、購入価によって送料無料です。
 以上、いずれかの方法を取れば、確実に拙著を手に入れることができます。また、絶版本もAmazonやbk1、あるいはweb上にある古書店で入手することができます。
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by kingminoru | 2004-11-20 16:50 | 小説家(小説)

小説家の収入

■作家の収入。よく聞かれるので、ここでぶっちゃける。
 デビュー前の頃だが、ぼくは小説家はみんな金持ちだと思っていた。とにかく一冊出せばかなりの収入になるのだろうと思い込んでいて、いいなあ印税生活者は、とぼんやり考えていた。
 ところが実際は違う。いや、まだデビュー作はよかった。初版3万8000部も刷ってくれたのだ。
 今、初版(単行本)でこれだけの部数を刷れる作家はごく一握りしかいない。無名の新人のぼくがそれだけを刷れたのは、今考えると驚異だ(もっともそれは10年前の話で、出版界には不況の波はなかったというのもあるのだが──)。
 現在、単行本の初版で1万部ならすっごくいいほうだし、なかなか出版社もそれだけ刷ろうとしない。
 せいぜい5000部止まりだ。これはぼくだけに限らず、知人友人作家の多くがそうである。なかには2000部スタートという人もいる。2000部ですよ、2000部。同人誌並みですよ。1年かけて書いた作品が2000部なんですよ、とぼやきたいのは山々だろうし、叫んでいるに違いない。
 作家の印税は10%が相場である。1500円の本、2000部なら、収入は30万円である。はあ、溜息が出る。増刷がなく、初版で終われば、源泉税を引かれて、手取りは27万円だ。そんな人が世の中にはいるのである。
 もっとも年一冊じゃとても食えないだろうから、そういう人は他のことをやっているはずだ。
 しかしながら小説家は儲からない。これが現実だ。だが、儲かっている人も当然いる。別荘、ベンツ、銀座当たり前って人だね。もっとも稼ぐ人は忙しいから、そんなに遊ぶ時間はないと思うけど。
 そこでぼくはどうだろうかと疑問に思われるだろうが、それはナイショ。
 でも別荘は持てません、ベンツ……月賦だったらなんとか……でも、ヒイヒイいってだから買わない。じゃなくて早い話買えないってことか(爆)。
 銀座? 興味ない。銀座行くんだったら、山に入ってキャンプして火を焚いているほうが好きだな。要するにジミ~なオヤジなんです。
 すみません、すみません、オヤジで。悪かったなオヤジで、なんだ馬鹿野郎というのは荒井注で、ハアあの人は故人だった。ああ、こういうことをいうのが、そもそもオヤジなんだな。おれはオヤジだ。オヤジでどこが悪い。
 と、開き直って独り言をいってたら、原稿のプリントアウトが終わったので、また明日。

■新作の見本が届いたのでアップしようと思ったが面倒だから明日にしよう。
 みなさんお楽しみに。明日は、『ぼくの本を正しく買う方法』を教えます。なに、知りたくない。なこといわずに明日も付き合ってくださいな。
 うむ、予告はいいな。これから多用するかな。
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by kingminoru | 2004-11-19 13:52 | 小説家(小説)

作家の平凡な日

■今日は早めにこれを書く気になって書いている。
 昨日は延々12時間ほど仕事をして、ハイになり、できた名刺を取りに行くついでに軽く引っかけて重くなった。……毎度のことか。
 名刺はあれこれ作ってみたが、やはり以前作った名刺で収まりついたようだ。悪くないんだから、これからしばらくはこれを使いつづけるだろう。って、どんな名刺だかわからないでしょうが……。
 
■荒金のオトーサンと昨夜はあれこれ話をした。オトーサンは96歳である。毎日ビール中瓶1本、酒2合を飲む。でも、ぼくと会うと1合増えるから、少し飲むのを手伝ってあげる。
 この歳になると、何もえらぶらないし、押しつけるようなこともいわない。もっともこれはオトーサンの人格なのだろうが、じつに素晴らしいと思う。健啖であるし、ジョークもぼくたちより飛ばす。笑うことが好きである。
そんなオトーサンは、昔はタクシー兼ハイヤー会社の創業者である。今もその会社はバリバリの健在。引退したオトーサンは、もはや会社には関与しておらず、アパートを経営し、株をいじっている。昼間は「会社四季報」と新聞の株式欄およびテレビの株専門番組を見て研究している。週刊誌を読んで世の流れをつかんでいるから、ぼくなんかより世間に通じていたりするので頭が上がらない。
 そんなオトーサンに昨日しつこくいわれたのは、早く柿をもぎに来いということだった。スダチもあるからそれも採ってくれという。つけた梅酒も用意してあるが、君はいったいいつに来るのだとおっしゃる。
 はいはい、じゃあ明日にでも明後日にでもと返事をしたが、今日も明日も無理だと気づく。明後日には行けるかなと、少し自己反省。
 もっと他に書きたいことを思いついたが、長くなるから明日にまわす。
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by kingminoru | 2004-11-16 10:35 | 小説家(小説)