間抜けな刑事

■午前3時、蒸し暑さに耐えかねて目が覚める。エアコンは除湿にしているが、タイマーは1時間で切れる。時計を見る。睡眠時間5時間か。エアコンを入れ、もう少し寝ようと思うが、寝つけない。
 むっくり起き出して書斎の窓を開け、澱んだ空気を入れ換える。ぼうっと青い闇を眺め、つい今しがた見ていた夢を思い出す。
 犬を飼った夢だった。名前をつけなければならなかった。なぜか命名までの時間制限がある。夢のなかで必死で考えていた。タイムアップ寸前に考えついたのは「ジーコ」だった。だが、その犬がどんな犬のなか曖昧模糊としてわからない。

■昨日はこの〝日記もどき〟を書かなかった。正しくは、書けなかった。いや、もっと正しくいえば、書く気にならなかった。
 疲れていた。仕事をハードにこなしたからだ。今日もハードな仕事になる。詰まっている仕事がある。来週はあれこれスケジュールが入っているので、どうしても先に進めておきたい。ふう。

■昨夜は食事をしながら映画を観た。『TAXI NY』。どたばたコメディ。気晴らしにいい映画。だが、シリーズ作品だからそれなりに人気があるのだ。
 今回はタイトル通りニューヨークが舞台。改造タクシーに乗るのは、黒人の太ッちょ姉ちゃん。そして、相棒は運転のできない間抜けな刑事。追跡するのは、ふるいつきたくなるような女ギャング団。
 コメディだけど、あまり笑わなかった。例によってカーアクションは見事だ。
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by kingminoru | 2005-07-31 04:03 | 映画

印税が、映画が

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■金がどっさり銀行に振り込まれていた。・・・らしい。
 わたしは知らなかった。カミサンも記帳していないので、気づいていなかったらしい。
 じつは印税が余分に振り込まれていたのだ。版元から慌てたメールが入って気づく。
 もちろん返金しなければならない。暑いなか銀行に行って振り込み返す。
 その後、喫茶店で新作の構想を練る。ナントカできそうなので、帰宅してパソコンと格闘。来週には約束通り、プロットを渡せそうだ。

■『80日間世界一周』を観る。ジュール・ベルヌの名作。もう50年も前の映画なのだ。
 いらないらカットや余分なシーン。そしていくらでも編集段階でつまめるシーンがあったが、それはそれで我慢して観る。
 懐かしい分だけ、得した気分で観られる映画です。
 日本も出てくる。鎌倉の大仏と平安神宮(多分?)。
 懐かしい俳優が出るよ。デヴィッド・ニーヴン、カンティンフラス(この人はよく知らないけど、役得の人)、そして若き日のシャーリー・マクレーンは、ほんときれいでした。
 睡眠を削り、仕事の合間に観たけど、3時間ばかりの長さにはまいった。
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by kingminoru | 2005-07-29 20:53 | 映画

おい、そこを動くな

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■いつものように起き、たんたんと仕事を進める。昼食後、届いていたゲラを片付ける。
 まだ余裕はあったのだが、やれる仕事から順番にこなす。えらいぞ、おれ。

■『列車に乗った男』という映画を観る。たんたんとしたストーリーだった。
 真面目に人生を踏み外すこともなく地味に生きてきた男(ジャン・ロシュフォート)と、アウトロー(実際そうだった)といったがいい男(ジョニ・アリディ)の短い友情である。
 不思議な雰囲気のある映画だ。派手ではないし、物語にこれといった起伏もない。二人のそれぞれの過去が少しずつ浮き彫りにされ、結末に向かって行く。
 ジャン・ロシュフォートは西部劇好きらしく、ジョニ・アリディの革ジャンを羽織って、ワイアット・アープの物真似をするシーンは、思わずほくそ笑んだ。もっと長くやれと、見ながら思ったが、あの程度で終わるのがいいのだな。
 今度一人でやってみようか……。
「初めて保安官になるものは町のものに愛想がいいが、おれは違う。おれはタフな男で通ってきたんだ」
 面白いねえ。ほんとにやってみようかな。すると科白を覚えなきゃならない。
「おい、そこを動くな。両手を挙げて、ゆっくりこっちを向け。腰に手をやったら、そのまま地獄に堕ちるぜ」
 まだ、おれはやっている。
 映画は楽しいねえ。今夜ももう一作観るのだ。
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by kingminoru | 2005-07-28 14:50 | 映画

横浜ベイサイドマリーナ

■昨夜は家を出るつもりがなかったのだが、辛味大根をゆきちゃんに届けてくれとカミサンがいう。そうやって背中を押されると、すぐに帰ってこれないのは目に見えている。
 山を下りてゆきちゃんの店に行ったら閉まっている。台風で早じまいしたそうだ。大根を持ち帰るのは癪に触るので、横鳥で待っているとサトちゃんを呼び出す。
 と、そこへ広瀬歯科の広瀬先生がやってくる。サトちゃんも登場。二人は明日は休みだということで日本酒を飲みはじめる。先生がご馳走するというので、断りはしたが、いつのまにやら目の前に日本酒が。エンジンがかかり、隆に行き、そこでまた日本酒。
 いきなり盛り上がりはじめ、フィリピン・パブに押しかける。ぎゃあー、そんな店は久し振りだぞ。姉ちゃんたちとくっちゃべって、もう一軒カラオケバーに行き、最後はラーメンを食って帰宅。

■当然、朝は絶不調。宿酔いはひどくはなかったが、仕事になろうはずがない。
 シャワーを浴びても脳味噌は機能したがらない。
 じゃあ買い物でも行くかと、ベイサイドマリーナに行き、ランチをとる。
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 あとはショッピング。
 リーガルの靴とGショック、エディバウアーのレインコート、ヘンリーハンセンのボタンダウン(半袖)、ナイキのポロシャツを買う。
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by kingminoru | 2005-07-27 19:06

絶えて忍ぶしかない我が作品

■朝から台風が来るといってずっと雨が降ったりやんだりしている。それなのに台風の来る気配はない。もちろん来ないに越したことはないが。
 普段より30分遅れで起床。最近睡眠をたっぷりとっている。8時間近いだろうか。
 いつものように軽く茶碗一杯の飯、佃煮少々、香の物、みそ汁で朝食。
 新聞を読んで仕事場に。昼飯を挟んで、午後4時頃切り上げる。その間に進行中の仕事の電話が入る。一章についてもう少し改良したいと。この仕事は気長にやるしかなさそうだ。担当編集者ががっぷり四ツに組んで、ねちこくやるからである。それならそれに合わせた仕事をする、と決める。
 執筆中の作品は平坦過ぎやしないかと思い、読み返したら、意外にそうでもない。いつの間にか、落差は激しくないが、山や谷ができていた。このまま進めよう。

■絶版の知らせが来た。残念だが仕方ない。売れない作品はどんどん絶版になるんだろう。売れないものを書く方が悪いが、誰も売れないと思って書いているものはいない。少なからず、この作品こそは売れるのではないかと、作家は毎度思うのだ。そして、毎度落胆するのである。多くの作家はそうだろうな。

■雨がひどくなってきた。やはり台風か。

■昨夜はヴェルディがレアルをやっつけて気持ちよかった。奇跡的勝利だ。まさか勝てるとは思っていなかったのに、勝ちやがった。
 レアルは旅の疲れだといいわけをした。みっともない。勝ちは勝ち、負けは負けなのだ。
親善試合とはいえそれがプロの勝負である。レアルは磐田相手に必死になるだろうが、磐田だって必死に噛みつくだろう。頑張れジュビロ。
 いよいよ雨がひどくなってきた。風はないけど。
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by kingminoru | 2005-07-26 16:41 | 小説家(小説)

政治家よ学びなさい

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■『華氏911』を観る。この映画をすべて鵜呑みにするわけではないが、すべてを否定するわけでもない。ただアメリカの断面を切り取ってくれたムーアの手法に賛辞を送る。
前回の銃規制問題も興味深く観たが、今回はさらに出来がよくなっており、彼独自の映画作りが面白かった。
 それにしても国政というものはどこも似たり寄ったりだ。アメリカは無駄な戦争をして、無駄な血を流し、自国民の若い命を捨てるだけでなく、他国の罪のない人間をも殺している。厖大な税金を使ってである。そして、その裏で一部のものたちが莫大な利益を上げている。
 日本も同じ。小笠原航路に就航するはずだった超高速船「TSL」に115億円も費やしたのに、赤字経営になることが判明し、就航を取りやめた。挙げ句廃船にしてスクラップにするという。
 馬鹿げた国策。税金の無駄遣い。我々の血税がそうやってドブに捨てられる。
 怒れ国民。ちなみに、この計画は小渕内閣のときに立てられたものだった。当の本人はもうこの世の人ではないが、当時の閣僚は何を考えていたのだ。あほか。
 国民に誉められる政治をしろってんだよ! ぷっつん。
 仕事がスムーズに捗らないからこんなところで八つ当たりだ。
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by kingminoru | 2005-07-25 17:08 | 映画

悶える

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■朝から悶々悶々。
 雨を降らす停滞前線のように仕事が進まない。ストーリーが弾まないのだ。平坦な道である。これでは面白くないと自分でわかる。どうにか弾みをつけたいと考えるが、いいアイデアが浮かばない。こういうときは無理をして進めないほうがいい。
 気分転換をしよう。
※写真は横浜のバーの老舗「スターダスト」の守り主・ミナト君。
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by kingminoru | 2005-07-23 15:18 | 小説家(小説)

ひどい女

■いやな女に会った。ひどい人間、冷たいやつと思った。
 ぼくはかねてより犬を飼いたいと思っている。そして、里親になろうと考えている。住まいの関係で大型犬は飼えないが、中型犬までならok。
 近所にブリーダーの店がある。気になっていたのでふらりと立ち寄り、店の子(オーナーだった)とジャブ程度のやり取りをし、
「できれば里親になりたいと思っているんだ」
 と、切りだしたら、うちにも一匹いるという。少しお待ちくださいといって、二階からミニチュアダックスを持ってきた。成犬である。
「これ大人ですね。捨てられていたの?」
「いえ、うちで生むだけ生んでくれたので、もう一度生んだらそれでおしまいにしようと思っているんです。よければ秋にはお渡しできますが……」
 ぼくはその子をじっと見つめた。おまえ、あほか。でも、抑えた。
「この子はずっとここにいたんでしょ。だったらずっとここにおいていたほうがいいんじゃないの」
「ちゃんと可愛がってくれる人がいたら、それでいいと思うんです」
「なぜ? ここで可愛がってくれていたんじゃないの? 急に環境変わったら、この犬にもよくないと思うけど」
「うちも子供が増えると管理がずさんになりますから、だったら可愛がってくれる人に飼ってもらったほうがいいと思うんです」
 おめえ、冷てえ女だな。随分じゃないかと、声が喉まで出かかった。
 商売のためだけにやっているのだ。子供を生ますだけ生ましたら、あとは用なしというわけだ。稼ぐだけ稼がせ、もう稼げないとわかったらお払い箱なのだ。
 ひどい、ひどい過ぎる。ブリーダーというのはそういうものなのか? 
 動物を可愛がり、いたわる心があるからそういう店をやっているのだとばかり思っていたぼくはショックだった。
それともそういう商売をやっているうちに人間性が麻痺してしまったのか。何と残酷なくそ女なのだ。二度とあの女には会いたくない。二度とあの店の前を通りたくない。あの店にいる犬全部が、不憫に思えて仕方ない。

 しかし、動物のなかで一番残酷なのは人間なのだな。かつて、白人は黒人を動物扱いして売っていたものな。ドイツ帝国はむやみやたらにユダヤ人を殺したものな。
 そういえば、日本人もかつて……。
 人間は残酷なのか? 無辜の動物たちまで被害を及ぼさないでほしい。
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by kingminoru | 2005-07-22 21:07

森での出来事

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■森にはいろんなものがひそんでいる。夜、焚き火を眺めているときに現れる子狐もそうだ。昨年もやってきたが、今年来たのはその子供のような気がした。
 彼の写真を載せられないのが残念だ。じつは撮影に失敗した。

 夏の湖畔には蜩(ひぐらし)がすごかった。
 夜が明けようとする頃一番目に鳴くのは、森の小鳥たちだ。それから蜩の声が湧きあがる。最後に鴉が思い出したように鳴き、森の夜明けとなる。
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 ぼくは早めにテントを抜け、タープの下でしばしぼうっと朝の風景を眺める。そのとき、テーブルに小さな虫がいた。黄金虫の仲間だとは思うが、蜂蜜の入った瓶にしがみついていた。中の蜂蜜の匂いがしたのだろうか……。そんなはずはないのだが。
 ぼくはその虫をずっと眺めていた。
 瓶に張りついては落ち、落ちては張りつく。その繰り返し。滑らかな瓶を登ろうとしても無駄なのに、それでもやめない。何度もチャレンジする。
 
 人も動物もチャレンジをして生きる。
 無駄なチャレンジもあるのだと、虫が教えてくれる。人間は学習能力があるから、その無駄を避けるが、どうしても固執して失敗つづきの人もいる。ときにあきらめて、他の方策を考えてチャレンジすることも大事なのに……。
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by kingminoru | 2005-07-21 16:45 | アウトドア

饗宴の森

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■帰ってきたぞ!
 2泊3日の息抜きは本栖湖キャンプ。最初、道志の森に行ったのだが、こちらは家族連れで大混雑。これではキャンプに来た意味がないし、人の多さに興ざめ。それだけ人気のあるスポットなのだろうが、ぼくたちは敬遠した。
 で、馴染みの本栖湖キャンプ場へ。こちらはゆったりしたスペースがあり、マナーのわかっているキャンパーが多いと思いきや、そうでないグループがいくつかある。
 大音響で音楽を鳴らすやつ。これは設営している間に帰ったから揉めることもなくクリア。だが、ウインドサーフィンの姉ちゃん兄ちゃんたちが哄笑をあげまくり。10時までは我慢と思っていたら、その前に食いすぎ飲み過ぎで寝てしまった。
 今回は豪華だった。初日はマグロのカマ焼き、パエリヤ、チキン、ニジマス、カレー、もりうどん、その他あれこれ。
 二日目に植ちゃんとハッシーが先に帰り、その夜にウッチーが駆けつけてくる。
 ともかくその一端を写真で紹介。
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 左はマグロのカマだ。写真で見ると小さいが、結構大きい。チキンはもう一羽ある。右はパエリヤのためににんにくを炒めているところ。

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 まずカマを焼き、パエリヤに少しずつ具を入れてゆく。
 そして・・・・・・・・・・・・・・・・・・時間を短縮して出来上がり!
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ここでばらしてしまうが、カマは失敗だった。あれは焼くより煮たほうがよかったと、あとで反省。しかし、こんなものもあったのだ!
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 そして、これを食ったのはこんな仲間だった。写真に写っていない人もいるけど、ご勘弁を。
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by kingminoru | 2005-07-20 15:32 | アウトドア