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There will be blood

本日は冬至。夜は柚湯につかる予定。

早朝からの仕事に、ひとまずケリをつける。
最近、集中力の限界は4時間だとお思い知る。それでも、少し気分転換をすれば1、2時間は集中力を取り戻せる。 

話は変わって、映画を観た。
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『There will be blood』
 主人公のダニエル・プレインビューは、穴を掘る。ひたすら掘りつづける。来る日も来る日も……。そして、ついに油井を発見する。成功への一歩のはじまりだった。
 しかし、主人公は富に執着する。信じられるのは金だけである。稼ぐためには子供さえ利用する。しかし、堀作事業は彼の得意分野であるし、他に一歩先じている。後発の者が権力と金にものいわせ、彼の所有する油井を買収しようとするが、一蹴する。
 主人公は人を信じない。あくまでも信じられるのは、金と油井を掘る自分の腕だけである。貧困からの脱出が根底に流れていると思うが、彼は名声とか地位には目を向けようとしない。ひたすら金の亡者でありつづける。
 そんな彼を悟らせようとする、カリスマ牧師がいる。その牧師にも主人公は嘘をつく。約束の5000ドルを払おうとしないのだ。
 偽善と金への妄執が主人公にはあるだけだが、じつは牧師も金を必要としている。ラストで、主人公は牧師に叫ばせる。「神は迷信だ」と。
 この映画を観て、「血と骨」に似た精神があると感じた。ラストの後味はあまりよくないが、骨太な作品である。
 主人公を演じたダニエル・デイ=ルイスは、アカデミー主演男優賞を受賞した。
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『明日への遺言』
藤田まことが好演した。
 横浜地方裁判所において裁判を受ける、戦犯になった岡田資(たすく)は、あくまでも司令官としての道義を貫き通す。その心情を藤田まことが見事に演じた。
 わたしは胸をつかれる思いで、涙した。いい映画です。お薦めです。

by kingminoru | 2008-12-21 12:43 | 映画