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里帰り雑感

約二年半ぶりに帰郷した。

まず、思ったことは故郷は時代小説を書く環境にあるということだった。
風、空気、星、月、夜の闇、朝霧(靄)。
月光のなかに浮かぶ山容は、蒼い闇を背景にかたどられ、梟の声がこだまする。
川や水田には渡り鳥たちが憩ったり、餌を探している姿がある。
雑木林に、枯れた野や畑、切り株を残した田。道路は農道までアスファルトになっているが、少し山裾に足を運べば、湧き水があり、畦道がある。
新しく建て直された家が多いが、ふと昔ながらの佇まいを見せる家に出くわすこともある。もっともどう考えても明治期のものだろうが、想像を逞しくすれば、江戸期にタイムスリップすることも可能だ。

両親は老いていた。それでも大きな病を患っているわけではない。視力や聴力が衰え、足腰が弱っているようだが、他人の手を借りるほどでもない。
わたしを見る両親の眼差しは、心配と慈愛に満ちていた。ずいぶん苦労をかけさせたが、そんな親の子であってよかったと思う。
今回は何をするでもなく、ただ家のなかでごろごろしていることが多かったが、とても有意義だった。あれこれ気を遣ってくれた両親に心より感謝している。ありがとう。

幼い頃から慕っていた叔父や叔母にも会った。みんな元気そうだった。久しぶりに会うわたしを誰もが歓待してくれた。それに、みんな大きな病気もせずに元気そうだった。
おっちゃん、おばちゃん、ありがとうね。

残念だったのは予定していたゴルフが流れたことだ。まことにもって残念至極。

いま、熊本ホテルキャッスルにいる。
これから悪友たちがささやかな同窓会を開いてくれる。それまでまだ時間がある。

明日、熊本を発ち神戸に向かう。
帰ったら仕事が待っている。

by kingminoru | 2009-02-10 16:03 | 旅行