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◆1時に起床して、映画を観たり、うたた寝をしたり、またテレビを見たり、うたた寝をして夢を見たり、そんなことを繰り返して5時近くになった。

 テラスに出て夜空を眺めた。
 母のことが気にかかっている。
 齢80――。
 実家の近くに住んでいる妹からの連絡だと、
「お母さん、少しずつ壊れていっている」
 だった。

 ずっと思いどおりに生きたいと、必死に生きてきた人だ。
 でも、人生なんて、自分の思いどおりにいかないのが常だ。
 もし、うまくいったとしても、それは束の間のことで、すぐそこにはまた別の問題が立ちはだかるはずだ。

 では、母は何を求めて生きてきたのか?
 どうなりたかったのか?

 今度会ったら聞いてみようと思う。

 親は子のことがわかるというが、子供はその親のことをよく見ている。
 親より、子供のほうが正しい判断をするときがある。

 母も自分の両親を見て育っている。そこでなにかを学ばなかったのだろうか?
 きっと学んできたはずだ。しかし、それをどこかで喪失したのかもしれない。
 とても大切なものだったかもしれない。また、それに気づいていないのかもしれない。

 しかし、もう年だ。何をいっても無駄だとわかっている。
 どんなに諭しても母の人間性は変わらないだろう。少しずつ衰退していくのだ。
 それが運命なのかもしれない。
 いまは黙って見守るしかないだろう。

◆文明について考えた。
 古代から現代まで、世界は発展をしてきた。
 「素晴らしい」文明社会になった。

 この「素晴らしい文明社会」が、頂点だとすれば、もう世界の文明はこれ以上進化せず、徐々に自然回帰するのではなかろうか。
 現実にそんな動きがある。

 人間はいろんな便利なものを創造してきた。これ以上、創造しなくてもいいのではないか。
 例えば、原子力発電――。
 福島第一原発に象徴されるように、一度事故を起こせば、収拾困難なことになる。
 原子力には人間の叡知を超えたパワーが秘められている。一度怒りだした原子力を抑え込むには、何十年、いやひょっとすると100年近い月日を要するのかもしれない(おそらくそうなる)。
 
 ひょっとすると、文明とは神への冒涜かもしれない。
 その神もある程度は許してきたのだろうが、これ以上の冒涜は許さないと怒りを爆発させた、と、そう考えることはできないだろうか。

 天文学を勉強した人でなくても知っていることがある。
 宇宙は誕生と消滅を繰り返している。
 惑星の誕生から消滅は、それは気の遠くなるほどの長い時間であるが、それでも生から死へ向かっていくのだ。
 我々が住んでいる地球だってそうである。この地球にも、太陽にも寿命がある。
 しかし、人間は「欲」のかたまりである。
 決していまに満足することなく、新たな文明を築こうとする。いや、実際「あくなき挑戦だ」と、きれい事をいって築きつづけている。
 それが破滅へ近づいていることも知らずに……。

 妹のいった「お母さん、少しずつ壊れていってる」は、自然なことなのかもしれない。
 でも、なにか対策を取らなければならない。
 わたしもそんな年になってきたのだ。

 では、今日は一日留守にします。
(なんだか、いつになく真面目なことを書いたな)




 








 

by kingminoru | 2011-10-11 05:08 | 人間関係