猪瀬都知事
◆猪瀬直樹都知事が徳洲会から5000万円を受け取った。
そのことで、都議会で連日審問を受けている。
都知事の発言が二転三転するなどと、世間の耳目を集めているが、事実はどうなっているのかわからない。
それにしてもやり玉に挙げられること自体に問題はあるのだろうが、わたしは知事を審問する都議会議員に不快感を覚える。
それは野次だ。
こんな場面があった。
知事は金を受け取って鞄に詰めたという。
その鞄を知事が持参して、実際に5000万円相当の箱を入れてみせる場面がテレビで映し出された。
そのとき、野次が飛んできた。
「入んねえじゃねえかよぉ」
知事はむりくり押し込んで箱を入れたのだが、そんな野卑で下品な野次を飛ばす議員の品性を疑う。
都議会議員は都民から選ばれた代表者である。それなりの学歴も教養もあるはずだ。
選挙運動中は、粗野な言葉を使って演説もしなかったはずである。
それなのに、神聖な議場で、まるでガキの喧嘩みたいな野次。
人間性を疑いたくなる。
テレビを見ていた子供たちにも悪影響を及ぼす。
「ああいえばいいんだ」
そんなことを思った子供がいたかもしれない。
また、野次を飛ばした議員を選んだ都民も失望するだろう。
審問は喧嘩ではない。冷静で節度ある質疑応答が望ましいし、そうであるべきだ。
議員さん、当選して掌を返すような暴言は謹んでもらいたい。
わたしはそう思うのである。
@
by kingminoru | 2013-12-18 05:15 | こだわり