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智恵子への愛と映画

     山懐に咲く、名も知らない小さな花。
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◇涼しい。もうエアコンはいらない。
 遅れを取り戻すために、ただひたすらパソコンの前に座っている。
 そんなわたしは、昨夜、高村光太郎の『智恵子抄』を読んだ。以前読んだとは思うのだが、すっかり忘れていた。
 智恵子への瑞々しく激しい一途な愛と思慕は、狂おしいほどに切ない。それほどまでに妻を愛していたのかと、つくづく感心させられた。
 もう一度読み直すつもりだが、個人的にはもう少し明るいものが読みたい。読み終えたあと、スカッと爽やかコカコーラ! みたいな作品が。
 なんだぁ、てことは『智恵子抄』は好みじゃないってことか・・・。
 まあ、そうだろうな。だけど、再読するつもりだ。
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◇『亡国のイージス』──この映画は原作を読んだときから、映画化するのは大変だろうなと思っていた。それだけに完成を待ち遠しく思っていた。
 観劇中に何度も思ったことがある。シナリオは苦労しているな、である。
 原作は濃密な大作であるから、このエキスをいかに搾り取り、映像化するための艱難辛苦は想像できるというものだ。ゆえに、ストーリーに無理があった。原作を読んでいるわたしは理解できるが、初見の人は不明の箇所があるのではないかと至らぬ心配をしてしまった。
 しかし、映像自体は素晴らしく、迫力もあり、映画としての醍醐味を味わうことはできた。是非、映画館で観るべき作品である。

by kingminoru | 2005-08-31 15:16 | 映画