雨の日の憂鬱
◇ずうっと雨だ。東京杉並では床上・床下浸水があったという。豪雨だが、横浜のうちの近辺はそうでもない。ただ、しつこい降りが一日中つづいている。
仕事はどうしても午後は能率が悪くなる。おまけに、前章の出だしを読み返して、がっくりくる。テンポがスローすぎるし、我ながらつまらないと思う。書いている本人が読んでそう思うのだから、他人が読んだらなおつまらないに決まっている。
ばっさり捨てる。すると、徒労感が募る。
あれを書いた二日間はなんだったのかと。
それでも気持ちを入れ換えて、再度の執筆にかかる。が、やはり集中力が持続しない。だらだらやっても仕方ないので、フォルダを閉じる。
◇雨を眺めながら、散髪に行くかどうするか考える。気分転換にはいいが、雨だ。
家にいても気持ちはくすぶったままだというのはわかっている。
ならば、濡れるのを覚悟で出かけるか。
by kingminoru | 2005-09-05 15:52 | 小説家(小説)