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お嬢様もウンチをする

◇顔を舐められ、耳をべろべろされて起きる(起こされたが、正しいか)。午前4時5分じゃねえか。
 アニー嬢はウンチをしたいとおっしゃる。眠い目をこすり、テラスにご案内申し上げる。お嬢様は家のなかでウンチをされなくなり、今は散歩中かテラスでしかいたされない。
 固くて黒くひょろ長いウンチをひりだされると、またベッドでお休みなった。
 現在、アニーお嬢様は体重5・4㎏、ミーチャお嬢様は1・05㎏。

◇昭和ものを書いている。これは内面的世界を行動で表現し尽くそうと試みてはみたが、限界を感じた。外面的行動だけでは内面世界を描ききることはできそうにない。そんな無謀はやめにする。
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   (※たまには気分を変えてこんな写真も悪くないでしょ)
【ワンニャン物語】第9話
 出合い──3
なぜそうなったのか、いつそんなことを覚えたのかまったくわからなかった。
 リキは動いているもの──それは自動車のタイヤであり、バイクのタイヤであり自転車のタイヤであった。つまり、タイヤがぐるぐる回転しているのを見ると、走っていって吠えまくるのだ。これはうちの前を通る人にはたまったものではない。
 自転車に乗った人などは、自分が吠えられていると思って逃げる、あるいは足で蹴飛ばそうと、しっしと追い払う。それでもリキは吠える。
 うぉんうぉんうぉん!
 やめろといっても絶対にやめようとしなかった。ただ、家族の自転車や父のバイクに向かっては吠えない。家族以外の人間がまわすタイヤに異常な関心を示すのだ。
 それから、雷。これはもう臆病としかいいようがない。ごろごろと、空が鳴きはじめると、リキはとたんに尻尾を巻き、瘧にかかったように体をぶるぶる震わせ、座敷に上がってくる。それだけではない。押入の中に隠れようとするのだ。それがダメとわかれば、勉強部屋の机の下、二段ベッドの下にもぐり込んで雷が鳴りやむまで震えつづける。
 この臆病には、最後まで家族は悩まされた。

by kingminoru | 2005-11-05 14:37 | ワンコ&ニャンコ