夜中にお嬢に襲われる
■午前2時、突然わたしの体に重いものが被さった。
ついでわたしの首筋を舐め、耳たぶをかじる。たまらなくなりシーツをかぶると、そのシーツを剥ごうとする。
いうまでもなく犯人はアニー。目をこじ開けて、枕元の読書スタンドをつける。アニーはベッドを下り、ドアを前足でひっかく。トイレだ。
付き合わざるを得ない。それにしても夜中の2時。勘弁してほしいが、ひょっとして下痢かと心配になる。テラスに連れだすと小をして、大をした。ふつうのウンチだった。
アニーは用をすますとさっさと部屋に戻りたいとまったく勝手だ。
おかげで目が覚めたわたしは、そのまま書斎に入り仕事を開始した。コーヒー3杯で夜が明け、そのまま仕事を続行し、午後2時にけりをつける。
■仕事漬けの缶詰状態がつづいている。その仕事の合間にやるのは、アニーの散歩。飯を食う。隙間をついてゴルフの練習をたまに。そして、寝酒と称して深酒。
体にいいことやっているのか悪いのかさっぱりわからないが、必ずしも健康的ではない。こういう生活は脱却しなければならない。
どうやって……。それは自分で考えるしかないか。
今日はもう本でも読んで終わりにしよう。
■こいつが夜中に舐め起こす犯人だ! この舌で・・・。たまりませんよ。
あたちは何もしません。おとなしく夢のなかよ♪
by kingminoru | 2006-02-09 16:02 | 小説家(小説)