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奇跡を起こせるかジーコジャパン

■「ぎゃあー!」
 プードルを連れたおばさんは、ほんとにそんな悲鳴というか絶叫をあげた。じつは悲鳴がしただけで、姿が見えなかったので、さっき立ち話をして別れたばかりのおばさんだとは思わなかった。わたしが声のほうを見れば、ボール遊びをしていたアニーも頭を上げてそっちを見て首をかしげた。
 しばらくすると、おばさんがプードルを引きずるように、それこそ疾風怒濤の勢いで駆け戻ってくる。変質者にでも会ったのかと思ったが、おばさんはハアハアいいながら、
「へ、蛇がいる。蔓だと思ってさわろうとしたら蛇だったんです」
 と、興奮をしていた。
 わたしも大の蛇嫌いだが、そのおばさんの慌てぶりにはちょっと噴き出しそうになった。おばさんは蛇のいた道には戻ろうとせず、公園の別のほうから帰っていった。
 そして、わたしもそっちには行かないで別のルートを辿って帰ってきた。
 蛇は苦手だ。
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■昨日、その前とパソコンの前で大作を仕上げていた。最終チェックをするとき、自分で書いたくせに3回もうるうるしちまった。打ち明けてしまえば、泣ける場面を書いているとき、ものすごく感情移入しているので、ほんとにぼろぼろ涙を流しながら書くことがある。ディスプレイが涙で曇って見えないぐらいだ。
 ともかく仕上がりはいいはずだと思う。この原稿は、来週渡すことにする。しばらく手許に温存しておくのだ。じつは2年がかりで書いたもので、注文を受けた作品ではない。どうしても書かずにはおれなかったものだから、暇を見て着々と、ぼちぼちと、手間をかけていたのだった。その間、あちこちに取材も行ったし、電話取材もしている。資料は山のように読んでいる。
 だから、きちんとした形で出したい。秋には出したいな。

■サッカーの話をしなければならない。
 日本・豪州戦はナンジャラホイだったが、ともかくW杯はどの試合を見てもおもしろい。でも、昨日の韓国・アンゴラ戦は、ちんたらやっていたな。アンゴラは高い位置ではプレスをかけず、引いて守る。
 だから韓国はバックからすぐに中盤、前線とつないでいけた。勝って当然の試合だった。そういうわたしは日本に奇跡が起こることを、ひそかに心の底で思っている。
 日本は往々にして、我々に落胆させたあとで、奮起したりする。とくに相手が自分たちより格上だと、意地を出して戦う。プレ戦の対ドイツがそうだった。
 だから、残り2試合を日本は勝つかもしれない。誰もそんなことは現実にあり得ないと思っているだろうけれど。
 それで予測。クロアチア戦は、1-0で勝利。苦しい戦いになるだろうが、勝つ。
 ブラジル戦、こちらも1-0で勝利。試合開始早々ゴールネットを揺らした日本は、その一点をがちがちに守り抜いてゆく。ブラジルの嵐のような攻撃に、何度もピンチを迎えるが、かろうじて死守する。ハッハッハハと、笑いたいもんだ。

■おっといけねえ。友達の作家・芦川淳一氏が新作を出した。
『包丁浪人 ぶらぶら長屋始末帖』(ワンツー時代小説文庫)
 帯には、
『まあ食いねえ、事件はそれからだ。」とある。購買意欲をそそるコピーです。
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 まだ読んでいないけど、以下がそのおおよそのストーリー。
『刀根新三郎は旗本の三男坊に生まれたが、訳あって現在は日本橋小舟町の棟割長屋で浪人暮らしをしている。大柄で凛々しい顔つきをしているせいで、周囲の者からは凄腕の剣客のように思われているが、実は剣はからきしダメ。刀を持つより包丁を握る方が大好きで、たまに料理やの板場に立ったりもする変わり者である。そんな新三郎を頼って長屋の連中がやっかいな相談をもちかけてくるが……。ユーモアとペーソス溢れる気鋭の書下し!』
 わたしの本と併せてご購読いただければ、このうえない喜びです。

by kingminoru | 2006-06-14 13:20 | サッカー