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また舌が肥えた

■先日は、打ち上げで光文社文庫担当の部長と編集者の3人で、高輪にある鮨・割烹『まる田』という店に行ってきた。
 出された料理に舌鼓を打ったのはいうまでもないが、近年になくその味に感激した。料理は懐石形式で出てきたのだが、その一品一品への店の熱情が感じられた。

 刺身や肉料理はいわずもがな、その味のよさに驚いたのが精進料理風の逸品たちであった。何げに食べて、「今食べたのは、何という魚ですか?」と、口のなかで芳醇な味が広がって訊ねると、それは柚を使った精進料理だとのこと。

 さらに、見たこともないジャコの醤油漬けみたいなのがあった。食してみると、ほろ苦さと甘さがあり、これが口のなかで溶けるようではないか。
 何だと聞けば、椎茸の茎だとのこと。すべてがその調子で、最後までうなりつづけていた。店主曰く――料理は生き物である。生き物は細胞で出来ている。その細胞をなるべく壊さずに調理しなければならない。和食の神髄は捨てないこと。野菜でも魚でも、うまく調理すれば、すべてを食べられる――ということなのだそうだ。

 そして料理にあたって、もっとも板前が大事にするのが包丁。
 主はその包丁を見せてくれた。どれもこれも見るからに切れ味よさそうで、大事に扱ってある。そして、その価値も高い。一本などは200万円もする代物だった。驚いた!

 もう一度行きたい店だが、値段はそれなりにするようだ。
 とりあえず、店の住所と電話番号だけでも記しておこう。
『まる田』――港区高輪1-23-34
 03(3445)7600
 ※別に店のまわしものではありません。

■今日はこれから銀ちゃんの芝居を見にゆく。
 二人のお嬢様は留守番である。おとなしく待っているのだぞと、いい聞かせる。
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アニー「留守番はつまらないね、ミーチャ」
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by kingminoru | 2006-10-29 11:34 | グルメ