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アニー、大逃走する

■春分の日。
 昨日は横浜カントリーに行った。44/52。52のほうは、バンカーにことごとく捕まったためと思われるが、下手くそということだ。

■それはともかく先日、大事件が起きた!
 思いもよらぬ突然の出来事だった。
 その日、花粉症の薬をもらいに耳鼻科に行ったのだが、ずいぶん待たされた。外で待っていたアニーは至極退屈そうであった。お詫びにゆきちゃんの店の前の駐車場でボール投げをして遊ぶことにした。
 この駐車場はボール投げには手頃な広さで、アニーはその遊びが大好き。

 いつものようにボールを投げると、喜んで取ってくる。しかし、二度目のときにアニーは途中でボールを落とし、脇目もふらずどこへともなく、それこそすっ飛ぶ勢いで駆けていった。
 何事かと、呆然と見送ったわたしは、きっと知り合いの犬の吠え声でも聞こえたからそっちに行ったのだろうと思った。すぐに戻ってくると思ったが、なかなか戻ってこない。呼び戻すために口笛を吹いたが、まったく反応がない。
 心配してくれたゆきちゃんが捜してきますと、駐輪場のほうに行った。

 わたしはスーパーの前に行って捜したが、どこにも姿がない。こんなことは初めてなので、少し焦った。しばらく行くと、買い物袋を下げた主婦が、
「犬ですか?」と声をかけてくる。
 そうだというと、あっちに行ったと指をさす。わたしは〝あっち〟に歩いてゆく。

 だんだん心配になってきた。道路に飛び出したりしていなきゃいいが、車に跳ねられていなければいいが……不安が徐々に募った。

 角にくると子供連れの主婦が、やはり犬ですかと聞く。わたしが空のリードを手にしているから、それと察したのだろう。
「首輪をした茶色で、首のところが白い犬ですね」と、主婦は念を押すようにいう。
「そうです」
「そこの新幹線のガード下のほうへ駆けていきましたよ。すごい速かったです」
 わたしがガード下のほうに足を向けると、ひとりの子供がその先でアニーを捜してくれていた。わたしに気づいて、
「この柵の道を走って行っちゃった」という。
 そのとき、背後でさっきの主婦が「あ、来ました!」と叫んだ。

 振り返ると、アニーが猛然とダッシュしてくる。舌をだらりと出し、両耳を風になびかせて宙を飛ぶように走ってくる。
「アニー!」
 大声で呼ぶと、急ブレーキをかけながら両手を広げたわたしの胸に飛び込んできた。
 荒い息をしながらぶるぶる震えていた。尻尾を巻いて何かに怯え、落ち着きがない。わたしはリードをつけてゆきちゃんの店に戻った。
 店は閉めてあった。まだ捜してくれているようだ。アニーと一緒に待つことにした。しばらくしてゆきちゃんが帰ってきたので、お詫びをいって未だ怯えているアニーを連れて帰ることにした。
 *そのときの写真ではないが、これとほとんど同じ表情をしていた。
b0054391_1526517.jpg

 原因がわかった。近くの工事現場から、掃除機の音に似た耳障りな高周波音が出ていたのだ。そばに行くと、アニーは一段と震え、落ち着かなくなった。すぐに遠ざかったが、いつまでも怯えていた。
 やっと本来の自分を取り戻したのは、家に帰ってからだった。
 無事でよかったが、ともかく驚いた出来事でありました。
 
■昨日の酒量:適度に酔うほど。量は不確か。
 その前の日:焼酎一合、ビール中瓶一本。
 その前々日:350㎜l缶ビール一本。 

by kingminoru | 2007-03-21 15:25 | ワンコ&ニャンコ