枇杷の木
■五時前に散歩に出る。すでに夜は明けている。風は気持ちよいし、空気はうまい。
途中の道端で立ち止まって、一本の枇杷の木を見る。
青い堅い実がなりはじめていた。田舎の家にも枇杷の木があった。黄色い実がなると、喜んでもいで食べた。届かないと、滑りそうな木に登り、実をちぎった。
実が落ちてなくなると、もう暑い夏がそこにあった。
■仕事は猛然ダッシュ。かなり遅れているが、どうにか巻き返したい。
流れはできているので、あとは一気にまくれるはずだ。
■頂き物があった。
『元禄一刀流』(双葉文庫)細谷正充さんが編纂した作品。池波正太郎の作品を集めたもので、文庫化は初めてである。池波ファンのわたしにはとても嬉しいかぎり。
『小袖日記』(文藝春秋)柴田よしきさんの最新作。平安の世と現代を往き来するタイムスリップもの。何だかそれだけで楽しそう。こちらも読むのが楽しみ。タイトルが、何となくそそるなあ。
by kingminoru | 2007-05-14 05:58 | 小説家(小説)