焦る小説家
■今夜は遅くまで起きていて睡眠をたくさん取るぞと、昨夜はカレーを食ってソファに横になり、テレビでやっていた『ダイハード』を観た。
んがあ~と、
いつの間にか高鼾を掻いて寝ていたようだ。
芝居帰りのカミサンに起こされたのが何時だかわからないが、それから寝室に行ってまたぐおーっと、
寝たのだった。夢も見ずに。
そして、夜中の三時に目が覚めた。
決まらないタイトルを思案中。
決まらないときは、いつまでも決まらない。
困ったもんだ、烏賊の○○。屋根屋のふんどし。ちょろちょろ流れるお茶の水。粋な姉ちゃん立ち○○ベン。壁に耳あり障子に目あり、クロードチアリ。なんのこっちゃ……。
そぎゃんこつしか頭に浮かばんとかいと、悶々としている早朝。
書斎の窓から見える林のなかで鳥が鳴きはじめた。
寝室からのそりとやってきたアニーがそばに来て、へたりと寝込んだ。
真剣に考えるぞ、タイトルを!
山本さんに95でまわるといった。白木に90でまわるいった。
96なら、二千円の損失。90切れば二千円ゲットできる。
頑張れ、おれ。
タイトルを真剣に考えろ! おれ……。
出かけるまで、ファックスしなきゃならんのよ……。
わかってるかい、おれ。
by kingminoru | 2007-06-25 04:32 | 小説家(小説)