◆昔、昔、その昔、ペンフレンドとかペンパルというのがあった。
同じ意味なのだが、とても懐かしく感じる。
雑誌や新聞などで「ペンフレンド募集」なんてのがあったのだ。
今の若い人はおそらく知らないだろうが、インターネットが普及する前は、みんな手書きで、字がいくら下手くそでも、顔も見たことのない人と、せっせと文通していたのです。
わたしはあまりに字が〝上手過ぎた〟ので、文通はしませんでしたが、同級生のなかにはイタリアやスイスの人とペンフレンドになったものがいた。
嘘ではなく、じつはジャネット・リンとペンパルになった者もいた。
ジャネット・リンはスケーターです。札幌オリンピックでは、「氷の妖精」といわれた可愛い人でした。覚えている方も多いと思います。

ペンフレンドは手紙だけのやり取りだが、文通を重ねるうちに写真の交換をしている者もいたな。それから、互いに気に入って、どこかで落ち合うなんてこともやっていたぞ。
何だかノスタルジックだな。
インターネットがない時代は、そんなことをしていたのだな。
要するに、人間は昔から未知なる人とのつながりを持ちたがっていたということだ。
それが、インターネットの発達のお陰で、エスカレートして、ついには殺人依頼や集団自殺だものな。はあ、文明の発達は便利である反面、怖い面もあるんだな。
身も知らぬ人と、こつこつと月に一度か二度の手紙のやり取りをするという時代はよかったように思う。
◆下を↓クリックすると、ジャネット・リンの当時の映像が見られるよ。
ココね。
▲ by kingminoru | 2007-11-27 21:01 | 小説家(小説)